メルカリで商品を出品してみたけれど、「なかなか売れない」「値下げしないと見てもらえない」と悩んでいませんか? 実は、その原因は「商品写真」にあるかもしれません。
多くの人が、写真の「テクニック」ばかりを気にしますが、本当に大切なのは基本的なポイントを押さえること。
この記事では、特別な機材や難しい技術がなくても、初心者でも簡単に実践できる「売れる商品写真の撮り方」の基本を解説します。実際にこの方法で、1日に40個以上売れました。
この記事を読んで、あなたの商品の魅力を最大限に引き出す写真のコツを学び、”売れない”悩みから卒業しましょう!
【見落としがちな罠】背景は「白」で!机での撮影は要注意
「商品を撮影するとき、いつも家の机の上で撮っている」という方、多いのではないでしょうか? 実は、その机の「背景」が売上を左右するかもしれません。特に木目調の机の上でそのまま撮影するのは避けましょう 。
- 暗い色はネガティブな印象を与えやすい 人は暗いものを見ると、無意識に不安やネガティブな感情を抱きやすくなります 。例えば、お化け屋敷が明るかったら怖さが半減しますよね?
それと同じで、写真の背景が暗いだけで、購入者は「この出品者、大丈夫かな?」と不安を感じ、商品をスルーしてしまう可能性があるのです 。逆に、写真が明るいだけで良い印象を与え、安心感につながります 。 - 余計なものが写ると商品への注目が薄れる 背景に木目や傷、他の物が写り込んでいると、そちらに目がいってしまい、肝心の商品への注目が薄れてしまいます 。
背景も商品のイメージの一部として見られるため、傷のないスッキリとした背景が理想です 。
ポイント: 白の中でも、オフホワイトのような色ではなく「真っ白」に近い白を選びましょう 。
明るく清潔な印象が格段にアップします。 「家の机は白だから大丈夫」と思った方も要注意!
白い机でも、よく見ると細かな傷があったり、真っ白ではなかったりしませんか?
商品以外の傷などが目に入ると、それも商品のイメージダウンにつながりかねません 。
だからこそ、「真っ白」な背景を自分で用意することが大切なのです 。
簡単!「真っ白」な背景の作り方
「真っ白な背景なんて、どうやって用意すればいいの?」と思いますよね 。でも、心配いりません。高価な機材は不要です。
- 小物の場合:白い厚紙 100円ショップ(ダイソーなど)で売っているA3サイズ以上の「白い厚紙」を敷くだけでOKです 。
- 厚紙に収まらない大きい商品の場合:白い布 シワになりにくい、真っ白な布を用意して背景にしましょう 。
これだけで、傷のない真っ白な背景が簡単に作れます 。
実際に、筆者もダイソーの厚紙などを使って、累計7500件以上販売してきました 。
背景を白くするだけで、商品の印象は大きく変わります。ぜひ試してみてください。
【要注意】写真の「影」は売上ダウンの原因に
せっかく綺麗に撮れたと思ったのに、後で見返したら自分の影やスマホの影が写り込んでいた…なんて経験はありませんか? 「撮り直すのは面倒だし、少しくらいならいいか」と思ってしまいがちですが、その影が売上を大きく下げているかもしれません。
なぜなら、影が入ると写真全体が暗い印象になってしまうからです。前の章でも触れたように、暗い写真は見る人に不安感を与えやすくなります。影があるだけで、「なんだか怪しいな」「ちゃんと取引してくれるかな」と思われ、クリックすらしてもらえない可能性が高まるのです。
影が入らないように撮るコツ
「でも、どうしても影が入っちゃう…」という方もいるでしょう。影を防ぐための、ちょっとしたコツがあります。
それは、「少し遠目から撮影する」ことです。
商品全体を画面ぴったりに収めようとすると、どうしても自分の体やスマホが商品に近づき、影が入りやすくなります。
あえて少し引いて、商品と光源(部屋の照明など)の間に自分が入らないような位置から撮影してみてください。
こうすることで、写真自体には多少影が入っていても、後で商品をアップにして切り取る(トリミングする)際に、影の部分をカットできる可能性が高まります。少し面倒に感じても、影のない明るい写真を目指しましょう。
【撮ったままで出品はNG!】魅力がアップする一手間
スマホで写真を撮って、そのままメルカリに出品していませんか? 実はそれ、すごくもったいないんです! たった一手間加えるだけで、写真がもっと魅力的になります。
「え、何か特別な加工が必要なの?」「文字入れとかしないといけないの?」と思うかもしれませんが、やることはとても簡単。撮った写真を「正方形」にトリミング(切り取り)するだけです。
なぜ「正方形」に切り取るべきなのか
「なんでわざわざ正方形に?」と思いますよね。理由は、メルカリの画面表示にあります。
- 情報量が多くなる:メルカリの商品一覧画面などは、基本的に正方形の画像が表示されるように作られています。長方形(縦長や横長)の写真だと、上下や左右に無駄な余白ができてしまい、そのぶん商品が小さく表示されてしまいますよね。
正方形にすることで、画面いっぱいに商品を表示でき、より多くの情報を伝えられるでしょう。 - 見やすさがアップする:長方形の写真だと、余白が目立ってしまい、なんとなく違和感を感じさせてしまいます。
また、商品自体が小さく見えてしまい、詳細が分かりにくくなることも。
面倒に感じるかもしれませんが、この一手間がクリック率を左右します。出品前に、写真を正方形に切り取ることを忘れないようにしましょう。
【よくある勘違い】自然光での撮影は避けるべき理由
「写真は自然光で撮るのが一番きれい!」とよく言われますよね。
確かに、自然光は物を美しく見せてくれることがあります。
しかし、メルカリの商品写真においては、自然光に頼るのは避けた方が良いかもしれません。
なぜなら、自然光は時間帯や天気によって明るさが大きく変わってしまうからです。
今日が晴れていても、明日は雨かもしれません。午前と午後でも光の入り方は違いますよね。
自然光をあてにして撮影すると、出品する商品写真ごとに明るさがバラバラになってしまいます。
「この写真は明るいのに、こっちの商品はなんだか暗い…」という状態だと、出品者ページ全体を見たときに、統一感がなく、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
特に細かい点に気づきやすい購入者は、この「違和感」が原因で購入をやめてしまう可能性もあります。
明るい写真は、自然光を探して撮るものではなく、「作る」ものと考えましょう。
写真の明るさを均一にする方法
では、どうすれば写真の明るさを均一にできるのでしょうか?
答えはシンプルで、「自然光を入れずに、部屋の照明だけで撮影する」ことです。
たとえ昼間であっても、カーテンを閉めて外からの光を遮断し、いつも同じ部屋の照明の下で撮影するようにします。こうすることで、天候や時間に左右されず、常に一定の明るさで写真を撮ることができます。
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